代表メッセージ

代表 大塚 匡広
毎日が、「面白い」で溢れる社会へ。
これは、私自身が仕事を通じて向き合い続けてきた問いです。
私が考える「面白い」とは、単なる楽しさや刺激を指すものではありません。
自ら考え、選択し、その結果に納得しながら前に進めている状態。
たとえ容易ではなくとも、「これは自分の意思だ」と言える日々のことです。
学生時代、ある消滅可能性都市を訪れた際、私は大きな衝撃を受けました。
東京の大学に通う中で地域活性化に関心を持ち、「地域創生」という言葉が都心でバズワードのように使われている状況に、以前から違和感を覚えていました。
評論することは容易ですが、実行することは極めて困難です。
それを自分の目で確かめたいという思いから、愛知県新城市にて1か月間のインターンシップに参加しました。
中学生の政治参加や、地域イベントの企画・運営を通じた若者主体の地域活性化が、当時のミッションでした。
市長をはじめとする地域の方々と話す中で出会ったのは、知性と行動力を兼ね備え、本気で地域の未来を考え、すでに多くの挑戦を重ねてきた人たちでした。
それでもなお、結果を出すことの難しさに直面し続けている姿を目の当たりにし、
「社会を変えることは、想像以上に難しい」
そう強く実感しました。
もう一つ、私の価値観を大きく揺さぶった経験があります。
新型コロナウイルスが蔓延する中、ある省庁でインターンとして勤務していた時のことです。
政策を立案する立場ではありませんでしたが、金融機関、政治家、銀行関係者、中小企業の経営者などから寄せられる問い合わせに対応し、必要に応じて関係部署へとつなぐ役割を担っていました。
中小企業を支援する政策が強く求められる状況下で、現場はまさに戦場でした。
社会情勢は日々変化し、事業者の置かれる状況は刻一刻と厳しさを増していく。
厳しい批判を受けながらも、多角的な視点から政策や施策を検討し、打ち出し続ける。
そこで私が目にしたのは、深夜まで、そして朝早くから、国民のために懸命に働く人たちの姿でした。
それまでの私は、「自分であれば、もっと上手くできるのではないか」という、根拠のない自信をどこかに抱いていたのだと思います。
しかし、現実は決して単純なものではありませんでした。
これら二つの経験を通じて、私は一つの確信を持つようになりました。
社会や組織を変えていくことは、決して簡単なことではありません。
誰かが用意した正解をなぞるだけで、状況が好転することもほとんどない。
それでもなお、目の前の課題から逃げず、自分ごととして捉え、簡単には諦めずに向き合い続ける。
その積み重ねの先にしか、変化は生まれないのだと思います。
そして、どれほど制度や仕組みを整えても、最終的に物事を前に進めるのは「人」です。
人が考え、人が決断し、人が行動する。
人が人に影響を与え、少しずつ状況を動かしていく。
私は、そうした人の営みそのものにこそ、社会を変える力があると感じています。
合同会社自然体は、流行や表面的な正解を押し付けるための会社ではありません。
共に考え、悩み、試行錯誤を重ねながら、持続可能な仕組みを築いていく。
そのような関わり方を、何よりも大切にしています。